10cmのお姉さんズ(ちょうど編)

(しまった。モタモタしてたら)
(『べりつぅ!』vol.55と)
(ネタが、ちょっと被ってしまいました・・・)
(“きゃぷてん。)
(もう、ちょっと、わらってしゃべってもらっていい?”)



2011年4月13日に、文化放送にて放送されたラジオ番組、
Berryz工房 嗣永桃子のぷりぷりプリンセス』第105回は、
いつもの録音放送ではなく、生放送で行われました。


生放送に臨んで、「若干、緊張もしていますが」と、
番組の冒頭で語った“桃子姫”こと嗣永桃子でしたが、


彼女が最初の1通目を読み始めてから、
お便りコーナーが終了するまでの、およそ8分の間に紹介した、


この生放送の為に、番組に寄せられた、
嗣永の“つぐ”にちなんだ29文字以内のメッセージの総数は、
優に13通を数えました。



“正真正銘の・・・”とタイトルに謳う、
2011年4月15日に、モバイル文化放送より配信された、
べりつぅ!』vol.54で行われた“おたよりスッペシャル!”で、


Berryz工房キャプテン・清水佐紀徳永千奈美須藤茉麻の3人が、
さくさく(イヤさ、“さきさき”!)お便りの紹介を進めて、
およそ5分間に、4通を読み上げたことを考えると、


先の嗣永桃子が、番組内で紹介することが出来た、
13通というメッセージの数には、少なからず驚かされます。


(まぁ、一概に比較は出来ませんケド・・・)
(『べりつぅ!』が3人なのに対して、ももちはひとりだし)
(メッセージの文章は、短いですし)



そんな嗣永桃子が、生放送でテンポ良くメッセージに答えていく中、
“今でも、ケータイのメールは、迷惑メールがほとんどですか?”という、
1通の質問が読み上げられます。

「コレ、コレ酷いよねッ!ホンットに!
桃ー、なん・・・桃、一応アイドルですよッ!


・・・でもね。いち、一応とか言っちゃった。ウフフッ。
でもォ、聞いて下さいよ。
桃、最近、広告メールとか迷惑メール×××〜(←くッ、雑音が!)
唯一来るのは、
明日のスケジュールっていうマネージャーさんからのメールぐらい。


もォ!悲しくないですかァ?やっぱりィ。
何か、桃やっぱアイドルだからァ。
ハートばっかりのメールとかァ、送りたいんですよ。
でもねェ、メールが来ないからァ、悲しいんです。


だからねッ、無闇にアドレス変更とかしようかなと思って。
したら、“了解でーす”とか、ウッフフフ。
何か“元気?”って送ったら、“元気だよー”、
あのー“登録完了ー”みたいなメール来るじゃないですか。


優越感に浸れるじゃないですか。
だからねェ、
ちょこちょこ変えたいななんて思いまァす」

この生放送に先駆けること、およそ3週間前の、
2011年3月25日に配信された『べりつぅ!』vol.51にて、


毎回この番組冒頭で行われている、“オープニングの叫び”で、
“面と向かっては言えないけど、実は言いたいメンバーへの一言”、
というお題に対して清水佐紀が、
「なんか、キンチョーした〜」と発言したことから、


この番組でMCを務める3人の会話は、
期せずして、くだんの嗣永桃子のメール事情を、
裏付ける内容へと発展して行きます。

清水「これは桃に対する、アレなんだけど」
徳永「なに・・・」
須藤「え、何々」
徳永「なに?」


清水「ケータイ替えてー、半年くらい経つのかな?」
須藤「うん」
清水「こないだ、桃と初めてメールしたの」


徳永「え〜」
須藤「ええ!まさかの!それで、緊張したの!?」
徳永「それ、ばくろすぎるでしょ!」
須藤「アハハ!」
徳永「これは、やばい!」


清水「これを、あたしからメールしたんだけど。
そのメール送るのに、すごい緊張したっていう」
徳永「あははは」
須藤「ウケるんだけど・・・」
清水「実は言いたかったけど、言えなかった」


徳永「え?それは、ないようは、なんだったんですか?」
清水「えっと、3月3日に、な・7周年で」
須藤「ああ」
徳永「あぁ、あぁ、あぁ、あぁ。おもしろいね」


須藤「ウケる!」
徳永「きっとさ、きいてるひとはさ。“え?”っておもった×××」(←語尾が聴き取れず〜)
清水「メンバーですら、思うからね」
徳永「うん、でも、ちょうびっくりして、てんしょんあがった」
須藤「うん、ビックリした。テンション上がって来た?良かった」

この清水佐紀嗣永桃子のふたりは、
Berryz工房内では、ふたり共に唯一の最年長の同学年であることから、
お姉さんズ”というタッグ名で知られています。


2011年現在、Berryz工房7周年のみならず、
それ以前のオーディション合格から遡れば、
彼女たちは、9年来の間柄でもあります。


それにも関わらず、この清水佐紀の言によれば、
嗣永桃子に携帯電話でメールを送るだけでも緊張する程、
ふたりは、淡白な関係を続けていると言います。



Berryz工房 起立!礼!着席!!大全集CD BOX』の内、
2009年10月に収録されたDISC6“伝説のタッグ復活編その1”に、
その“お姉さんズ”として登場したふたりでしたが、


その冒頭から嗣永桃子は、そんなふたりの長年の関係について溜まりかねたのか、
恐る恐るといった感じで、
清水佐紀に対して、そのふたりの関係性についての疑問を投げ掛けています。

嗣永「あとさッ、桃、思ってるヤツ言っていい?」
清水「いいよ」
嗣永「あのさッ、“あるある”でさ。
何かさァ、やったじゃん。タッグ放送でさァ」
清水「うん、うん」
嗣永「何か、ファミレスについて語ったじゃん」
清水「やった!」


嗣永「でさァ、そん時にさァ・・・」
清水「覚えてるよ!」
嗣永「何かさァ、ふたりでさァ、ファミレス行ってない・・・、
行ってないねみたいな、話したけどさァ」


清水「う・・・ん。してたかもしれない・・・」
嗣永「したけどさァ・・・。
桃たち未だに、ふたりで出掛けたこともないよね」
清水「無い。ふたりが無い」


嗣永「行こうって話もなんないよねッ。
仲悪いのかな、私たちィ。ウッフフフ」


清水「いやー何か」
嗣永「何だろォ」
清水「何だろうね・・・じゃあ、頑張ろ?」


嗣永「うん、ね、何か良いよね。こういう距離感が良いよね」
清水「うん。良い距離感じゃない」
嗣永「そうそうそう。丁度、10cmぐらいのね」


清水「10cmって、結構近くない!?」
嗣永「ゴメン、ゴメン」


同『CD BOX』のDISC7“伝説のタッグ復活編その2”に収録されている、
須藤茉麻菅谷梨沙子のふたりよるタッグ“ママ&ベイビー”が、
ホタテの話題で盛り上がった際に、


意気投合して、「帰り食べよ」・「食べよ」と
お互いその場で、収録後の約束まで交わしたのとは裏腹に、


お姉さんズ”ふたりの会話は、
嗣永桃子の打ち明け話も虚しく、
何の進展もないまま、打ち切られています。




Berryz Kobo DVD Magazine vol.27』に収録されている、
Berryz工房コンサートツアー2010秋冬〜ベリ高フェス〜』の、
12月5日の夜公演が終了した舞台裏で、


この公演の罰ゲームとして、
からし入りのシュークリームを食べさせられて苦しむ嗣永桃子をよそに、
清水佐紀は、時折、騒々しいそうな視線を、嗣永桃子へ向けながらも、
特に彼女を気遣った声を掛けるでもなく、
このコンサートツアーが、残り僅かとなって惜しむコメントを続けます。




(えーい、ももち!ここぞとばかりに、ベタベタと!)
(職権濫用です!)
そうかと思えば、のちの12月18日の夜公演では、
嗣永桃子が“ミス友達から彼女になる瞬間コンテスト”で、
Berryz工房14thシングル『告白の噴水広場』の歌詞に合わせた演技を、
清水佐紀に要請した際には、
別段、嫌がる素振りもなく、
嗣永桃子の期待に応えて、見事に男役を演じています。



日頃は疎遠であったとしても、
事がここ、Berryz工房に至れば、いつでも協力し合える、
付かず離れずのふたりの距離関係は、


先に嗣永桃子が言ったように、
“丁度、10cmぐらい”なのかもしれません。