お願い桃子のターゲット


2009年9月に行われた、Berryz工房が主演を務めた舞台、
劇団ゲキハロ第7回公演『サンクユーベリーベリー』の会場にて発売された、
Berryz kobo DVD MAGAZINE Vol.16』の冒頭には、


薄暗い部屋の中で、
ピンクのクッションに顔を埋めて、膝を抱え込んで座り込む、
嗣永桃子が登場して、ひとり芝居を演じています。



その姿を見られていることに気付いた嗣永桃子は、
「あ、見られた。私、泣き顔とか、見られなくないのに」、
と言って顔上げると、
気分を害したのか、少し強い口調で、
「どうして、ここに居るんですか!?」と問い質して来ます。



自分を助けに来てくれたことが、その理由だと知って、
嗣永桃子は、目を細めて、嬉しそうに表情を和らげます。


しかし、急に顔を曇らせると、
「でも、今は無理です」と自ら諦めて、
また、クッションに顔を埋めて、
「だって・・・」と呟きながら、塞ぎ込んでしまいます。



「でも・・・助けて下さい」



そう言って、固く口を結んだ嗣永桃子は、
信じきった瞳を、こちらに向けるのでした。


(これを見たとき、芝居とわかっていても)
(なんか、こう、奮い立ちましたね!)




Berryz工房の7人は、2011年4月末日に行われた、
『Sakura-Con(サクラコン)2011』にゲスト出演する為に、
アメリカ合衆国の北西部に位置する都市・シアトルに赴きました。


日本人にとって、“シアトル”といえば、
メジャーリーグで活躍する、
マリナーズイチロー選手”が思い浮かびます。



(ち、ちな子、まさか・・・いや、目の錯覚デス、たぶん・・・)
http://serend.net/ones/371776775442/
http://serend.net/ones/511773161295/
野球とは縁のなさそうな女の子である彼女たちも、その例外ではなく、
日本帰国後に、それぞれの『セレンド』にて、
その時のことを、マリナーズの本拠地野球場にある、
イチロー選手の壁画の前で撮影した、記念写真を交えて報告しています。



2011年5月4日に放送された文化放送のラジオ番組、
Berryz工房 嗣永桃子のぷりぷりプリンセス』第108回の中で、


今回のシアトル行きを取り上げた嗣永桃子も、
“桃の、はつたいけん”のコーナーでの話題のひとつとして、
その“イチロー選手”について言及しています。

あとイチローが居るゥ、シアトルマリナーズの球場に行ったりとかァ。
あのォ、弟にねッ。
あのォ「イチローのサイン貰って来て」って、凄い頼まれたんですゥ。


でッ、シアトルに行けば、イチローに逢えるものだと、思うじゃないですかァ。
そりゃあねッ、だってェ、シアトルに居るって言ってるんですよ。
だから絶対イチローに逢って、サイン貰えるもんだと思ったら。
全然居なくてェ・・・。


だから、しょうがないからァ。
その球場でェ、Tシャツ買ってェ。お土産、まァ買ったんですけどォ。


だから、でもねッ。ショックにはさしたくないからァ。
イチローのサインを真似て、“私が書いちゃおうかな”と思ったんですけどォ。
流石にそれは、何か法律的にも、何となく、
何か騙してる気分にもなるし、流石に不味いかなと思ってェ。
「ゴメンねッ」て言ってェ。「流石に居なかったんだよ」って言ってェ。
そのTシャツだけェ、あのォ、ま、プレゼントしたんですけど、弟には。


やっぱ、逢いたかったですよねェ・・・。
ま、このねッ、ラジオを、もしもイチローさんが聴いてたらねッ。
私宛に・・・。もしも!聴いてたらね!!
もしかしたら!聴いてるかもしれないじゃないですかァ。


シアトルに居てもォ、やっぱ、何てゆうんですかッ。
今ァ、何か、なん、何とかしてッ、ほら、家族の人にィ、
ね、ダビングしても・・・テープにダビングして貰ってェ、送ってもらうとかァ。
何でもいいけど、もしかしたらァ、聴いてるかもしれないじゃないですかッ。


イチローさん、こんばんわァ。


だからァ・・・だからねッ。もしも聴いてたらァ。
あの、会社のォ、会社宛にィ、あのォ・・・私宛にィ!
ファンレターみたいな形でェ、サインを送っていただけるとォ、
“嬉しいなァ”なんて思うのでェ。


あの是非、イチローさん、もしくはイチローさんの家族の方々。
あの、是非宜しくお願い致しまァす!

(第一線で活躍するメジャーリーガーに)
(本気で、簡単に逢えると思っていた)
(いたいけな女子大生アイドル・ももち19歳!)
(さすが、“乙女チックシミュレーション”での妄想とはいえ)
(グローブを水洗いしようとしただけはあります)


(大船に乗った感じで)
(弟さんに安請け合いした場面が、目に浮かびますよ・・・)
(てゆーか、ももち。ホントに弟さんに優しいです)
(いいお姉ちゃんです)




そんなセーフコ・フィールドでの出来事も含めたシアトルでの様子は、
次回放送の『ハロプロ!TIME』の中で、
Berryz工房カメラinシアトル”として放送されるようです。
(ん?関東圏では、今日ですか!?)



その『ハロプロ!TIME』では今回、
嗣永桃子が、アイドル雑誌UTBアップトゥボーイ)』の中で連載を受け持っている、
『もも♥プロ』の撮影現場で、密着取材をした様子が放送されました。


この撮影の途中、嗣永桃子石焼き芋の屋台の前を通りすがったときに、
「お嬢様〜、プレゼントです。食べてみて下さい」と、
唐突に屋台の主に石焼き芋を手渡されます。



更に「焼き芋が似合いますね」とも言われると、
貰ったその石焼き芋を片手に、「いえいッ」と上機嫌で飛び跳ねて見せます。
(“焼き芋が似合う”って・・・)
(ももち、それ、褒め言葉ですか?)



その後、石焼き芋の屋台をあとにした嗣永桃子は、
取材カメラに向かって、
「可愛いと得することって、いっぱいあるんですよ、世の中」とうそぶくと、
今回の“得”である、貰った石焼き芋を軽く掲げて、
桜が咲き誇る公園に、
その勝ち誇った笑い声を、高らかに響かせるのでした。




果たして、今回も、その“可愛いと得する”という、
嗣永桃子が、19年の人生の中から導き出した法則どおりに、
彼女は、イチロー選手のサインを手に入れることが出来るでしょうか。


(申し訳ないですケド、ももち)
(当ブログが、助けられるのはこれくらいです・・・)


(誰か、ベリファンで)
イチローまでつながってる人、いないんですか?)